体中泥んこ!スパルタンレースで泥スパ効果!?
レースおたくなので結構いろんなレースに参加していますが、
そのままの姿では決して公共の乗り物には乗って帰れないのは
このスパルタンレース。
汗臭いのもかなり嫌がられますが、全身泥んこになるから!
アメリカが発祥地のスパルタンレース、
現在では世界各地で年間130以上のレースが開催されています。
スパルタンレースとはタフで過酷な試練いっぱいのレース。
すごく真剣な障害物競走といった感じです。
レースの種類はスプリント、スーパー、ビーストの3種類があります。
スプリントは距離約5km 20以上のチャレンジ
スーパーは距離約13km 24以上のチャレンジ
ビーストは距離約20km 30以上のチャレンジをクリアします。
香港には2016年の11月に上陸、
2017年の11月4日のレースは3回目の開催。
スプリントとスーパー、そして13歳以下が参加できるキッズレースもありました。
場所は香港の新界というのどかなエリア。
まさか村人たちはこの地で過酷なレースが展開されるとは思ってもいないことでしょう。
まずはレジストレーションをし、レースパックをもらいます。
ゼッケンは紙ではなく、とれないようにヘッドバンド。
腕にタイムチップをつけて用意完了。
ステージではジム主催のウォームアップセッションがあり、それにあわせて動く人も。
レースは15分おきに約20人くらいずつがスタート。
スタートラインに着く前にまずはこの壁を飛び越えます。
エリートカテゴリーは誰にも助けてもらえない、自分1人の力で乗り切ります。
スタートラインに立つ参加者の体をみても、
エリートカテゴリーのみなさん、上半身裸が多く、
ダビデ像のような美しい筋肉の持ち主。
オープンカテゴリーはチームでも参加でき、個人同士も助け合って完走。
私はシックスパックどころか贅肉しかないので、恐れ多くてエリートになんてエントリーできません。気合も体型も完全におよびじゃない、、、
スタート係のMCがレースがはじまる数分前から気合を入れる掛け声をかけます。
MC:Who are you?
みんな:We are SPARTAN
MC:What is your profession?
みんな:AROO AROO AROO
と意味不明なことを合唱。
でもかなりこれでみなさん「その気」になるようです。
オールブラックスがラグビーの試合の前にするハッカのような効果があるのかもしれませんね。
このスタートはエリートのみなさん。
私が参加したオープンではスタートの時に
合唱以外にも
「君たちがこの日のためにどれだけトレーニングをしたかは知っている。
絶対に最後まであきらめてはいけない。仲間が君たちを助けてくれるだろう。
今このスタート地点に立っている君たちと、
ゴール地点を踏む君たちは人がかわっていることだろう」
とチームワークも大事にね、のようなことも言っていました。
AROO AROO AROOとすんごい気合と迫力。
オープンだって、気合は入っているんです。
壁をいくつか飛び越え、
30キロの鉄の玉を持ち運び、
バケツに10キロの砂利を入れ運び、
泥の中を泳ぎ、
鉄のワイヤーの下をくぐり、、、
と次から出てくる出てくる。
チャンスは一度のみ。
クリアできなかったらその場で30回バーピーをします。
これがまたキツイんです。
「胸が地面についてない!」などの指摘もあって。
これはロープクライム。
コツはわかっているものの、
泥んこの手のひらでその前のチャレンジで手がぶるぶる震えていて思うように動きません。
一見簡単そうに見えても、いざやってみると滑り落ち、、、
またしてもバーピー。
この壁はまさにチームワークの壁。
スパルタンは皆同志なので、
前の人と後ろの人を助けます。
私も後ろにいる、ダビデさんに足を押してもらい辛さもひとっとび。
これが最後のチャレンジ。
この先にはゴールが待っています。
ヤッター!完走!
メダルをもらった後はビールで乾杯!
レースパックの中に無料のビールクーポンが入っています。
おつまみにはシュウマイ、、、というところが香港ぽくていいですよね。
こんなにおいしいビールは久しぶりに飲みました。
グッズを売っているテントもあります。
このマグカップ、このレースそのものですね。
オープンスパルタンはまさに人生の凝縮図。
人生って
乗り越える壁があったり
くぐる壁があったり
泥んこになることがあったり
重いものを担いだり
坂道を走り登ったり、、、
いろんなことがありますよね。
でも困っていると誰かが
背中を押したり
手をかしてくれたり
「もう少しだから、君ならできるよ」と励ましの声をかけてくれたり。
スポーツの秋に
運動っていいなあ、人間っていいなあ、人生っていいなあ
としみじみ感じたのでした。
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